ソニーTC-D5 (その15)カセットデンスケ 機能動作完全 整備調整済 密度の高い濃い音 まあまあきれい

ソニーTC-D5 (その15)カセットデンスケ 機能動作完全 整備調整済 密度の高い濃い音 まあまあきれい  
「メタルポジションなど無くてもかまわない。これだけ密度の高い濃い音がするなら、、、。やはり究極のデンスケはTC-D5だ。」といううわさは当たっているかもしれません。1978年に発売されたSONYのアナログデンスケTC-D5です。単1乾電池2本を含んで1.7kgと軽量です。本格的な生録に良く使われました。D5はヘッドに耐摩耗性に優れたF&Fヘッドを採用していました。それゆえヘッドの磨耗がほとんどありません。今回のTC-D5は最近入手したもので、再生も録音も巻き戻しと早送りも出来るのでしたが、メカニズムの安定性に少し疑問がありました。そこでいつものように下部を分解してメインの巻き取りベルトを新品の40φx0.95Tに交換しました。さらに巻き戻しベルトも新品の30φx0.95Tに交換しました。巻取りのためのアイドラタイアを研磨しました。これで非常に安定して動作するようになりました。もちろんテープエンドでのシャットオフもOKです。早送りも巻き戻しも巻き取りもしっかりしています。ボリュームに少しガリがありましたのでCAIG DeoxIT D5でクリーニングしました。電池室はきれいです。電池蓋のウレタンは交換されていました。出品にあたり全機能をチェックしました。外部6V直流電源、電池（単1型2本）のいずれでも問題なく機能します。マイク録音、ライン録音、再生、早送り、巻き戻し、ノイズリダクション、テープセレクター、マイクアッテネーター、リミッターなどすべての機能が完全です。テープスピードは非常に正確で安定しています。録音再生時ともオートシャットオフは完全です。録音再生のレベルもほぼ一致し、左右のレベルも良く揃っています。400Hz信号を0dBで録音した場合ノーマルテープもクロムテープも左右とも0dB～+-1dB付近で再生しました。内臓スピーカーも鳴ります。ヘッドフォン端子もOKです。カウンターも動きます。メータの動きもOKです。メータ照明もOKです。現在は録音ボリューム、モニター（スピーカー）ボリュームにガリはありません。外見的には経年のいたみがありますが割合きれいな状態です。あたりやへこみはありません。アクリル窓に少しキズがあります。後ろの防振ゴムの部分は概ねきれいです。ステレオにつないでグレングールドの平均律第1巻のCDの録音と再生をクロムテープを使って行いましたが、大型のカセットデッキと比べても遜色のない良い音で録音再生できました。クレンペラーのモーツァルト13管楽器のCDのスピーカーからの再生音をマイクを使ってノーマルテープに録音しましたが、ノイズのない艶のあるきれいな音で録音ができました。シリアル番号は#11615です。初期の製造です。電池、ACアダプターは付属しません。クロネコ宅急便着払い60サイズでの発送を考えています。今後のメンテナンスも可能な範囲で対応したいと考えています。仕様などの詳細は以下をご覧ください。  
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/tc-d5m.html
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